【芸術館夏まつりのご報告】
8月3日(土)「芸術館夏まつり」を開催しました。
芸術館の両隣でおこなわれていた「くしろ港まつり」の賑わいに、当館も参加!
芸術館をゴールに近隣の3施設(MOO、EGG、国際交流センター)にスタンプと台紙を設置しました。4つのスタンプ全てを集めた方に、オリジナル缶バッジをプレゼント!(缶バッジはMOOさん提供と当館のモノ)
当館も近隣施設を含めたにぎわい創出に役立てた・・・と思いたい!


4つ揃ったスタンプ。カワイイ!!
当館のボランティア団体SOAの皆さんによるオープンカフェでは冷たいドリンクを1杯100円のワンコインで販売しました。
前庭のオープンガーデンではパラソルを設置したスペースで涼んでいたお客さんも多数!
また、過去の展覧会図録をなんと!こちらもワンコイン100円の格安販売!!
お宝ゲットしたお客さまもかなりいたのではないでしょうか!?
ドリンクも図録も用意していた分は終了予定時間前に完売し、大人気でした。


前庭に設置されている彫刻作品ポポちゃん(アルナルド・ポモドーロ「球」)のクイズも実施しました。クイズで改めて見ると豆知識が付いて楽しい♪

更にこの日のために当館のマスコットキャラクター・かもめのももちゃんと一緒に写真を撮るパネルを設置しました。
どうですか! 可愛いでしょう!? 可愛いですよね!

開催中の夏のキッズ・アトリエ「夏まつりスペシャル」ではアトリエ内での特別アニメ上映に加えてテラスを開放し、当館のマスコットキャラクターももちゃんのパネルを用意しましたよ。(画像はももちゃんパネルの映え見本を実演してくれた、当館のアテンダントスタッフTさんです。よい笑顔♪)

また、館内外にカプラで遊べるスペースも設置しました。
涼を求めてきてくれた子供さんたちもキッズ・アトリエに一歩入れば工作に夢中になっていましたよ♪
夏のキッズ・アトリエは8月25日(日)まで開催しています。道具や材料を用意していますので、工作好きの子供たちは芸術館へどうぞ♪

文学館で開催中の【来釧した文豪たち「文豪とアルケミスト」も釧路に来た!!】から、高村光太郎のイケメンパネルがこの日は芸術館に来た!!
10月20日(日)までは作業服姿の石川啄木イケメンパネルが釧路芸術館に常時いますよ!
お司書の皆様、釧路芸術館へぜひどうぞ☆

外でのイベントは天気が心配でしたが、当日は暑いほどに晴れて一安心。
青い空に万国旗と緑の芝生に白い椅子がなんとも賑やかでした。
(なんですかね。毎年前庭の芝生をカラスにがっちゃがちゃにされるのですが、今年はキレイな状態を保っています。緑がキレイですね・・・話が逸れましたネ☆)

改めて、来館してくださったお客様。協力してくださった近隣施設の方々。ご指導くださった保健所の方々。SOAの皆さんに感謝申し上げます。
次のイベントをお楽しみに!
(9月14日(土)のどんぱくでも・・・?)
詳しくは当館のHP、SNSをご覧ください。
2023(令和5)年度は、開館25周年記念展がずらり!

みなさんこんにちは。北海道立釧路芸術館です。今日から3月、春もすぐそこですね。本日は、北海道立釧路芸術館の、2023(令和5)年度の展覧会ラインナップをご紹介します。
1998(平成10)年10月24日に開館した当館は、今年、開館25周年を迎えます。これを記念し、春から冬まで1年間、開館25周年を記念する素敵な展覧会を準備しております。
まず展示室で開催される展覧会です。
本年度のトップバッターは、「奈良原一高 写真展 時空をこえた光」(4月22日〔土〕~6月18日〔日〕)です。2020(令和2)年度に当館ならびに北海道立函館美術館に寄贈された代表作により、写真家・奈良原一高(1931-2020)の足跡を振り返ります。北海道・渡島当別のトラピスト修道院に取材した〈王国〉や、ヨーロッパでの長期滞在に由来する〈ヨーロッパ・静止した時間〉など、スタイリッシュな造形性のうちに、人間への深い洞察をたたえた作品群は、写真を深く味わうという静謐なひとときへと、皆さんを誘ってくれる事でしょう。
奈良原一高〈ヨーロッパ・静止した時間 WTS-047 Paris〉1965(昭和40)年 プリント:1975(昭和50)年 当館蔵
同時開催として、「ハコビ」の愛称で知られる北海道立函館美術館のコレクション名品選をご覧いただきます。同館は、「道南ゆかりの美術」「書」「文字と記号に関わる現代美術」というユニークなテーマ設定のもと、近世美術から現代美術まで、異なる分野をしなやかに結ぶ、多彩なコレクションを誇ります。本展では、松前藩の家老でありながら絵師としても著名であった蠣崎波響の〈名鷹図〉から、アメリカのポップ・アートを代表するアンディ・ウォーホルの〈キャンベル・スープⅡ〉まで、日本画、油彩、版画、書、工芸の名品をご堪能ください。
蠣崎波響〈名鷹図〉1815(文化12)年 北海道立函館美術館蔵
さて、夏の展覧会は、「ヨーロッパ近代絵画の巨匠たち」(7月1日〔土〕~9月3日〔日〕)です。印象派のルノワールから、後期印象派のセザンヌ、20世紀初頭の絵画運動をけん引したマティスやピカソ、そしてエコール・ド・パリの花形のシャガール、ローランサン、フジタまで。ヨーロッパ近代絵画の綺羅星たちによる珠玉の作品を、ぜひご覧ください。
ピエール=オーギュスト・ルノワール〈泉のそばの少女〉1887年 笠間日動美術館蔵
同時開催としては、「田園の夢 バルビゾン派の世界 帯広美術館名品選」を開催いたします。19世紀中ごろ、パリの南東に位置するバルビゾン派、自然豊かな田園が広がり多くの画家をひきつけました。北海道立帯広美術館のバルビゾン派コレクションから、優品をご紹介します。「ヨーロッパ近代絵画の巨匠たち」と合わせてご覧いただくことで、ヨーロッパ絵画の世界をより深く味わっていただけるでしょう。
ジャン=フェルディナン・シェニョー<草原の羊飼いの少女と羊の群れ>1863年 北海道立帯広美術館蔵
芸術の秋は、小さなお子さんから年配の方まで、ファミリーで楽しんでいただける展覧会をご用意いたしました。「ディズニー キャッツ&ドッグス展」(9月16日〔土〕~11月12日〔日〕)です。本展は、人間にとって一番身近な動物である“犬と猫”をテーマに、ディズニーのアニメ作品に登場したキャラクターの世界をご覧いただきます。会期中、当館開館記念日(10月24日〔火〕)、犬の日(11月1日〔水〕、)芸術週間(11月1日~7日〔火〕)などを中心に、素敵なイベントも計画中です。ぜひ、SNSにご注目ください。

<101匹わんちゃん ストーリー・スケッチ> ⒸDisney

<おしゃれキャット コンセプト・アート> ⒸDisney
また、同時開催として、当館のキャラクター「かもめのももちゃん」が、道立近代美術館、三岸好太郎美術館、帯広美術館のコレクションから、犬や猫を描いた素敵な作品を紹介する「たのしいワン!かわいいニャン! かもめのももちゃんと見るCats&Dogs」展を開催いたします(9月16日〔土〕~11月26日〔日〕)。江戸時代の浮世絵に美女とともに登場する猫たちや、北方ルネサンスの巨匠・デューラーの版画に登場する格調高い洋犬など、見逃せない貴重な作品ばかりです。ディズニーの犬猫たちと合わせて、お楽しみください。
歌川国貞〈思事鏡写絵(猫)〉制作年不詳 北海道立近代美術館蔵
さて、2023(令和5)年度の最後を飾る展覧会は、「釧路芸術館・珠玉のコレクション」(12月9日〔土〕~2024〔令和6〕年4月7日〔日〕)です。「地域と芸術」「自然と芸術」「映像芸術」という三つのテーマにより、開館以来収集してきた約900点の作品から、地域の皆さんの芳志により寄贈された作品を含め、代表作をご紹介いたします。本展に合わせて、当館のコレクション名品選図録も制作する予定です。ぜひミュージアム・ショップでお求めください。

岩橋英遠〈彩雲〉1979(昭和54)年 当館蔵

長倉洋海〈マスードとの出会い:山の上で、ひとり本を読むマスード〉1983(昭和58)年 当館蔵
1年間の展覧会や事業のラインナップについては、下記ミュージアム・カレンダーをご覧ください。皆様のご来館をお待ちしております。


「厚岸・国泰寺の200年」展を終えて

釧路芸術館では2022年9月17日~11月23日にかけて「祈りの造形(かたち) 地域の記憶 厚岸・国泰寺の200年」展を開催しました。
ご来場いただいた皆様、SNSなどで情報をチェックしてくださった皆様、ありがとうございました。
このブログでは裏話も交えながら展覧会のご報告をいたします。
■国泰寺って?
釧路から車でおよそ1時間。厚岸町にある景運山国泰寺は、道東でもっとも古い寺院です。
文化元(1804)年、江戸幕府は蝦夷地に寺院を建立することを決めました。
当時の蝦夷地には、本州から多くの人が移り住んでいましたが、亡くなった人を弔うお寺が無かったのです。
故郷から遠く離れた寒い大地で、万一病気や事故で亡くなっても、お経をあげてくれるお坊さんがいなくて、
ちゃんとしたお墓にもいれてもらえないかも・・・と思うと、当時の人々はかなり心細かったのではないでしょうか。
そこで、有珠の善光寺、様似の等澍院(とうじゅいん)、そして厚岸の国泰寺(通称、蝦夷三官寺)が建立され、
幕府の命を受けた僧侶たちが、遠い北国の寺院を目指したのです。
国泰寺には、歴代の住職らが書いた寺務日誌『日鑑記』のほか、
江戸時代の仏像、頂相(肖像彫刻)、工芸品、経典などが伝わっています。
昭和48(1973)年には国泰寺跡が国の史跡に指定され、
そして平成17(2005)年には「蝦夷三官寺国泰寺関係資料」として、
『日鑑記』をはじめとする資料が国の重要文化財に指定されました。
2018年には蝦夷三官寺が北海道遺産に選定され、近年ますます注目を集めています。
北海道に伝来する仏像、仏画などの作例は、本州以南にくらべると決して多くありません。
また、美術史において仏像といえば鎌倉時代以前のものが有名で、江戸時代の作例はなじみが薄いかもしれません。
そんな印象を覆すかのような作品が、厚岸、国泰寺には多数伝わっています。
江戸時代の仏教美術、道東(ここ)にあり!という思いで展覧会を企画しました。
■展示構成
本展は第1章「厚岸への道のり」、第2章「祈りのよすが」、第3章「近現代の国泰寺」の3章構成としました。
第1章では厚岸や厚岸近郊の古地図などを展示。国泰寺赴任の命を受けた歴代の住職らが厚岸にたどり着くまで、
いかに長い旅をしたか、ご想像いただきました。

第2章では、国泰寺に集う人々が信仰の拠り所とした、初代住職の肖像彫刻、仏画、仏具などを展示しました。

『日鑑記』もこの章で展示。厚岸を中心とする道東の動向を知ることができる、貴重な資料です。

第3章では、明治期以降に国泰寺に寄贈された仏画や、関係資料を展示。

全15幅の六道絵(国泰寺では「往生要図」として所蔵)の迫力ある地獄の表現に見入る方も多かったです。
■重要文化財を展示する
10月24日に開館24年目を迎えた当館は、開館してから初めて、国の重要文化財を展示することとなりました。
重要文化財を展示するためには、報告書を作成し、当館が貴重な文化財を展示可能な施設であると文化庁から承認をもらう必要があります。
建物や輸送方法、展示方法は安全か、展示空間の温湿度管理は一定か、
空気環境中に有害物質はないか、取り扱いの技術指導者は誰か、etc・・・・・・。
様々な条件をクリアして無事に承認がおり、展覧会を開催することができました。
重要文化財の公開に伴ういくつもの条件、詳しく知りたい方は、ぜひ文化庁や文化財活用センターのサイトを検索してみてください。
■図録をつくる
本展は図録を作成し、出品作品をフルカラーで記録に残すことができました。

5月某日、厚岸町にて行った展示作品の写真撮影。丸2日をかけて、約70件の作品を撮影しました。
販売分の図録は完売しましたが(お求めいただいた皆様、ありがとうございます)、当館の閲覧コーナーでいつでもお読みいただけます。
■関連事業
○厚岸かぐら上演会

厚岸かぐらは、江戸時代末期、南部地方から厚岸に渡った漁師たちが舞っていた神楽に、
アイヌの人々の踊りが融合したもので『日鑑記』にも記録されています。
展覧会開幕日の9月17日、厚岸かぐら同好会・厚岸かぐら少年団の皆様に「厚岸かぐら」をご披露いただきました。
目の前で繰り出される気迫に満ちた演舞に釘付けになりました。

↑「剣舞」という演舞。かつては本物の刀を使っていたそうです・・・!
○クローズアップ・トーク

展覧会全体を解説する「ギャラリー・ツアー」とは別に、
1つの作品を「クローズアップ」して解説するという趣旨で開催しました。
蠣崎波響〈御味方蝦夷之図 イコトイ〉(函館市中央図書館蔵)、〈文翁和尚坐像〉(国泰寺蔵)、〈仏涅槃図〉(国泰寺蔵)について、
「ギャラリー・ツアー」では踏み込みきれない話題も交えながらお話しさせていただきました。
○国泰寺まるわかり!バスツアー

本展を観覧後、芸術館を飛び出して厚岸へ!
道中は厚岸町海事記念館学芸員のガイドで、車窓から見える風景や厚岸町の基礎知識を解説してもらいました。
道の駅「コンキリエ」で腹ごしらえをした後、厚岸町海事記念館、厚岸町郷土館、
そしてもちろん国泰寺を巡り、厚岸の自然環境や歴史を肌で感じた1日となりました。
■おわりに
本展のために厚岸町からお借りした作品は、国泰寺で大切にご所蔵されていたり、
厚岸町海事記念館・郷土館などの博物館施設で展示されていた作品です。
今回、お寺とも博物館とも異なる、美術館という施設で展示をするにあたり、
作品のもつ「造形のうつくしさ」、ひいては「込められた思いのうつくしさ」に迫りたいという気持ちで展覧会を構成しました。
地域の文化施設と連携を深めていくことで、地域の文化財にスポットを当てる新たな展覧会のアイデアがこれからも生まれてきそうです。
展覧会のもようを収めた動画をYouTubeで公開しています。ぜひご覧ください!

12月17日からは、当館のコレクションによる展覧会「アートに耳をかたむけて」展、
2021年に逝去した釧路出身の彫刻家・中江紀洋の作品をご覧いただく「追悼 彫刻家・中江紀洋」展を開催しております。
4月9日(日)まで。こちらにもぜひ足をお運びください。
5月&6月の芸術館のイベントおしらせ
大型連休も終わり、釧路にもようやく桜の便りが届きました🌸
ただいま芸術館では、「日本の洋画130年 具象表現の栄光」「新収蔵展示 木島誠悟の絵本原画・毛綱毅曠の設計図」を開催しています。
展覧会はもちろん、5月、6月はイベント盛りだくさん。募集制のイベントもありますので、ふるってご応募ください。
[事前募集制・抽選]
5月21日(土)午前10時~12時
「日本の洋画130年」展関連事業「スイーツ&トーク 岸田劉生〈寒山風麗子像〉×ミカンのスイーツ」

「日本の洋画130年」展出品作・岸田劉生〈寒山風麗子像〉についてのギャラリー・トークに参加したのち、麗子が手に持つ器に盛られたミカンにちなみ、「まるごと温州みかんフルーツコンポート」と飲み物のセットを味わいます。飲み物はコーヒーまたは紅茶のどちらかをお選びください。
講師:当館学芸員
会場:当館展示室、当館2階カフェ
参加料:一般1,400円(本展観覧料、飲食実費、ワークショップ保険料込み)
定員:12名
申込方法:5月12日(木)午後5時までに、電話・FAX・メールにて、以下の①~④をお申し込みください。5月13日(金)に抽選結果を通知します。
①参加事業名(「スイーツ&トーク」)
②参加者名(ふりがなをつける)
③年齢
④住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス
[事前募集制・抽選]
6月11日(土)午前10時~12時
「日本の洋画130年」展関連事業「カフェ&トーク 釧路産ルバーブジャムを味わう」
春一番に芽吹き、旬の初夏まで元気よく成長するルバーブ。釧路YWCAでは20年来、宣教師の方から譲り受けた株を大切にふやしてルバーブを育て、5月下旬にルバーブジャムをつくっています。茎がみずみずしく酸味もしっかりした初夏のルバーブの、甘酸っぱいジャムを楽しみませんか。
「日本の洋画130年」展を学芸員の解説付きで鑑賞したあと、講師のお話を伺いながら、ルバーブジャムを味わいます。パンと飲み物(紅茶、コーヒー、スープのいずれか)付き。
講師:冨安邦子氏(SOAの会会員、釧路YWCA会長)
会場:当館展示室、当館2階カフェ
参加料:一般1,303円(本展観覧料、飲食実費、ワークショップ保険料込み)
定員:12名
申込方法:6月2日(木)午後5時までに、電話・FAX・メールにて、以下の①~④をお申し込みください。6月3日(金)に抽選結果を通知します。
①参加事業名(「カフェ&トーク」)
②参加者名(ふりがなをつける)
③年齢
④住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス
[事前募集制・抽選]
「大人の家庭科&お気軽アート教室」
毎年恒例のワークショップ。今回は以下の3講座です。1講座からお申し込みできます。
「ちぎり絵で名画をつくろう」
6月1日 (水) ①10:00~12:00 ②13:30~15:30
開催中の「日本の洋画130年」展に出品されている「花」の作品を見た後に、チラシをちぎって貼って、自分流に表現してみましょう。
講師:上野 秀実 先生 (美術家)
受講料:200円+団体観覧料700円 ※参加者全員で展覧会を鑑賞します。
定員:各回10名
「ビーズのミニ額」
6月8日 (水) ①10:00~12:00 ②13:30~15:30
ビーズやラインストーンを台紙に貼って、キラキラのミニ額をつくりましょう。おうちで眠っているアクセサリーなどもリメイクできます。
講師:柏葉 裕子 先生
受講料:800円
定員:各回10名
持ち物:細口の手芸用ボンド(あれば)、水で消せるチャコペン(白色。あれば)、アクセサリー(もう使わないペンダントやイヤリングなどの飾り)や、お好きなボタン、ビーズなどの飾り(あれば)
★「ビーズのミニ額」にご参加の方は、当日、「日本の洋画130年」展を学芸員の解説付きで鑑賞できる「ギャラリー・ツアー」にご参加いただけます。開始時間の30分前に行います(受講料に加え、団体観覧料 (一般700円) を申し受けます)
「つまみ細工のシマエナガ」
6月15日 (水) ①10:00~12:00 ②13:30~15:30
日本の伝統工芸「つまみ細工」の技法を使って、愛らしいシマエナガのマスコットをつくります。
講師:古川 郁恵 先生 (着付け教室 和life 主宰)
定員:各回10名
受講料:1,200円
持ち物:目打ち(あれば)、先がとがったピンセット(あれば)
★「つまみ細工のシマエナガ」にご参加の方は、当日、「日本の洋画130年」展を学芸員の解説付きで鑑賞できる「ギャラリー・ツアー」にご参加いただけます。開始時間の30分前に行います(受講料に加え、団体観覧料 (一般700円) を申し受けます)
申込方法:3講座とも、5月24日(火)午後5時までに、電話・FAX・メールにて、以下の①~④をお申し込みください。5月25日(水)に抽選結果を通知します。
①参加したい講座名と時間帯(複数申込も可)
②参加者名(ふりがなをつける)
③住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス
④ギャラリー・ツアーの参加の有無(6月8日・15日に参加の場合)
[事前申込不要]
「日本の洋画130年」展 ギャラリー・ツアー
当館学芸員が展覧会の見どころをご紹介します。
日時:5月14日(土)、6月4日(土)各日午後2時~(約30分間)
会場:当館展示室 ※展覧会観覧券が必要です。
[事前申込不要]
「新収蔵展示」ギャラリー・ツアー
当館学芸員が展覧会の見どころをご紹介します。
日時:5月15日(日)午後2時~(約30分間)
会場:当館フリーアートルーム 観覧無料
[事前申込不要]
アートシネマ館2022
名作を芸術館のスクリーンでご鑑賞ください。
5月28日「手紙」/監督:生野慈朗/2006年/121分
6月18日「ゴールデン・リバー」/監督:ジャック・オーディアール/2019年/120分
各日午前10時~、午後2時~(2回上映)
会場:当館アートホール 入場無料
芸術館の連絡先は以下のとおりです。
電話 0154-23-2381
FAX 0154-23-2386
メール kushiro-artmu@c-linkage.co.jp
皆様のご参加をお待ちしております🙋
新年度の展覧会・イベント、ここに注目!
【新年度の展覧会・イベント、ここに注目!】
朝霧が出るようになり、ここ、釧路でも春の到来を実感するころとなりました。今回のブログでは、2022(令和4)年度の展覧会、イベントの見どころをご紹介いたします。
「鮭」と「麗子」がやってくる! 「日本洋画の130年」展(2022年4月23日〔土〕~6月19日〔日〕)
本展は、笠間日動美術館の開館50周年を記念して、同館のコレクションから名品40点を、一堂に展示するものです。日本洋画の草分け・高橋由一、外光派を牽引した黒田清輝と藤島武二、明治浪漫主義を象徴する青木繁、娘・麗子の肖像で名高い岸田劉生、大正の前衛・萬鉄五郎、日本的洋画を確立した梅原龍三郎と安井曽太郎などなど、美術の教科書に登場するような、明治から現代にいたる巨匠の作品を、ご覧いただけます。

1879-80(明治22-23)年 1922-23(大正11-12)年 いずれも笠間日動美術館蔵
釧路だから見られる!山下りんのイコン
釧路会場独自の企画にも注目です。笠間出身のイコン画家・山下りんの作品を特集展示します。笠間日動美術館所蔵のイコン2点に加え、釧路ハリストス正教会ならびに上武佐ハリストス正教会(中標津)のイコン12点を合わせて展示、地域の優れた文化資産に接していただきます。
山下りん〈コゼリシチナの生神女〉制作年不詳 釧路ハリストス正教会蔵 撮影:中村治 資料提供:白凜居
また、日本近代彫刻の先駆者・荻原守衛の<女>、幣舞橋に設置された<四季の像>制作者のひとり・舟越保武の<C夫人>(いずれも笠間日動美術館蔵)とあわせて、舟越保武<若き石川啄木>(当館蔵)も展示します。うららかな陽光にあふれるこの季節、釧路芸術館で、日本近代洋画の名作をぜひご堪能ください。
同時開催として、フリーアートルームでは、2021(令和3)年度に新しく受贈・受託したコレクションをご紹介します。釧路で活躍するアート・ディレクター、木島誠悟の絵本原画『キリンのあかちゃんがうまれた日』『わたしはマリモ』。釧路生まれの建築家・毛綱毅曠(1941-2001)が、母のために設計した〈反住居〉の設計図(複製)。この機会に、あわせてご覧ください。
ワインにまつわる素敵なイベントも!「ヨーロッパ版画の花束」展(2022年7月9日〔土〕~9月4日〔日〕)
夏は、ヨーロッパ版画の名作の世界です。詩人で児童文学者の友田多喜雄氏が収集した名作版画コレクション「友田コレクション」を中心に、道立近代美術館のヨーロッパ版画のコレクション300点余りをご紹介します。ルオーや、シャガール、ピカソなど、巨匠たちによる華やかな美の競演をお楽しみください。
マリー・ローランサン〈『マリアナ』右向きの女の顔〉 刊行:1932年 北海道立近代美術館蔵 8月9日から展示
会期中には、ぶどうの収穫が登場するシャガール〈ダフニスとクロエ〉にちなみ、鶴居村産の山幸ワインを味わう「ワイン&トークの夕べ」や、朗読会、キッズ・アトリエin花束展など、楽しいイベントも盛りだくさんです。
同時開催の「いきものの王国 岩合徳光・動物記」では、釧路出身の写真家・岩合徳光(1915-2007)が撮影した、かわいい動物たちの写真をご覧いただけます。夏休み中には、自由に工作が楽しめる「キッズ・アトリエ」も開催。夏休みは、親子で芸術館の展覧会とイベントをお楽しみください。
200年前の道東にタイム・スリップ?「祈りの造形(かたち) 地域の記憶 厚岸・国泰寺の200年」展(2022年7月9日〔土〕~9月4日〔日〕)
釧路市の隣町・厚岸町の国泰寺は、1804(文化元)年に江戸幕府が建立を決めた「蝦夷三官寺」のひとつです。建立以来、大切に伝えられてきた初代住職の肖像、仏画、仏具のほか、当時の東蝦夷地にかかわる貴重な文化財を一堂に展覧し、地域の優れた文化資産に親しんでいただきます。芸術の秋、釧路芸術館で、200年前の江戸時代の道東にタイム・スリップしてみませんか?
国泰寺 外観
蠣崎波響〈御味方蝦夷之図 イコトイ〉制作年不詳 函館市中央図書館蔵 *10月16日まで展示
「毛綱毅曠ミニ展示2022 『北国の憂鬱』の世界」(2022年11月9日〔水〕~23日〔水祝〕)
釧路生まれの建築家・毛綱毅曠(1941-2001)の仕事を紹介するミニ展示。昨年に引き続き、第2回となる本展では、毛綱毅曠が姉夫婦のために設計した住宅「北国の憂鬱」の設計図(青焼き)をご紹介します。本展の関連イベントとして、11月12日(土)には、「毛綱建築とアート展をめぐるバスツアー 学校建築編」を開催します。毛綱の母校である幣舞中学校(釧路市立東中学校の後身)、同じく母校の釧路湖陵高等学校の同窓会館を、釧路生まれの建築史家・駒木定正さんの解説で鑑賞します。それぞれの学校では、中学生による吹奏楽の演奏や、高校の茶道部による呈茶をお楽しみいただく予定です。展覧会と合わせて、ぜひ、お楽しみください。
「アートに耳をかたむけて 絵画と彫刻から聞こえる『音』」(2022年12月17日〔土〕~2023年4月9日〔日〕)
1年に一度の、コレクション展。今年は、「音」をキーワードに、当館所蔵の秀作をご覧ください。見て鑑賞するのはもちろんのこと、想像力をはばたかせて、アートの中にゆたかに広がる「音」の世界に、耳をかたむけてみませんか。
奈良原一高〈近くて遥かな旅 禅 J-Z-L-26〉1969(昭和44)年 プリント:1998(平成10)年 当館蔵 ©NARAHARA IKKO ARCIVES
望月正男<落日>1975(昭和50)年 当館蔵
また、同時開催として、2021(令和3)年に逝去した、釧路生まれの彫刻家・中江紀洋の追悼展を開催いたします。自然、人間、時間、祈り・・・深い思索と果敢な造形的試みによる、スケールの大きな造形の世界を、振り返ります。
中江紀洋<魂の安息日>1998(平成10)年 当館蔵
このほか、「大人の家庭科&お手軽アート教室」、ミュージアム・コンサート「霜月に寄せる~國澤秀一・筝の世界」、「大人の寺子屋-びじゅつの時間-」など、毎年好評のイベントにもご期待ください。みなさまのご来館を心からお待ちしております。
【冬休みキッズイベント終了のご報告】
【冬休みキッズイベント終了のご報告】
釧路芸術館では毎年小学校の夏と冬の長期休み期間中に「キッズ・アトリエ」というアトリエスペースを開放しているのを皆さんご存知でしょうか?
当館のフリーアートルームという部屋で、牛乳パックや菓子箱などのリサイクル素材や紙類、工作に必要なペンやテープなどなどをたっぷりと用意して、お子さんやご家族に手ぶらで来館していただき、自由に工作を作り出来上がった作品はお持ち帰りできる。そんなアトリエです。


毎年工作の宿題を作りに来てくれる常連さんもいるほど人気のキッズ・アトリエですが、最近では新型コロナウイルス感染症予防のため人と人の間隔を空けたり、使った道具は消毒するためにまずは展覧会受付にて工作道具キットをお渡ししたり。利用者の皆さんに様々なお願いごともしておりますが、皆さんルールを守って楽しく自由に工作を楽しんでくださっています。
冬のキッズ・アトリエ開催期間中の1月9日(日)、10日(月祝)には釧路芸術館ボランティアの会SOAの会員の西けい子さんに講師をお願いし、キッズ・アトリエスペース内で「羊毛フェルトでつくるふわふわ♪マスコット」を開催しました。


両日ともにSOA特別活動部員による「子ども見守り隊」にご協力いただき、子供から大人まで羊毛に専用の針をチクチクと刺しマリモや毛虫、今年の干支のトラのストラップを作成しました。小さなお子様から大人まで53名に楽しんでいただき、早くも「来年はウサギを作るのが楽しみ!」との声も聞こえましたよ!
西さん。SOA特別活動部員の皆さん。ご協力ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします!!来年はウサギです!!!
また、両日ともに13時から当館で開催中の展覧会「水からはじまるアート」キッズ・ギャラリー・ツアーを開催しました。当館学芸員が小さなお子様にわかりやすく作品解説をしながら展示室内を観覧しました。マスコット作りからそのままツアーに参加してくださったご家族もいて親子で楽しめるイベントになったかと存じます。

釧路芸術館では大人も子供も楽しめる様々なイベントを企画、開催しております。詳しくは当館SNSやHPを是非チェックしてくださいね♪
さて。ここで直近のイベントを紹介させてください。
3月12・19・26日(各土曜)に大人の寺子屋-びじゅつの時間-2022「見て・触れて~ひもとくアートのひととき」を開催いたします。

鑑賞と体験のイベントです。事前募集制で現在参加募集中(3月3日午後5時、応募締切です)!
皆さんのご応募お待ちしております♪
「羽生輝展」を開催しました
【 「羽生輝展」を開催しました 】

お正月も過ぎゆき、まもなく2月を迎えようとしています。皆様つつがなくお過ごしでしょうか。

北海道立釧路芸術館では、昨年10月9日(土)~12月8日(水)、「傘寿記念 日本画家 羽生輝展―悠久の岬を望む」を開催しました。53日間で3,410名の方にご来場いただきました。
釧路、道東に根ざして制作を続ける羽生輝さん。本展では、その一貫した立脚点のもとに深く掘り下げられてきた表現内容や、研ぎ澄まされた造形世界を、前・後期にわたり全106点の作品によって一堂にご紹介しました。


初期から近年に至る年代順を軸とし、あわせて新聞連載小説の挿絵原画や、道東を改めて見つめ直すきっかけとなった海外取材作品、愛用する写生道具・画材、大切にしてきた蔵書、昨年2月に収録したインタビュー動画を紹介するコーナーも設け、多様な視点から画業を回顧しました。





吹き荒ぶ海風、凍れ付く大地、漁を待つ浜辺の密やかさ・・・。道東の風景を、エッジの効いた筆致、ダイナミックな構図、ニュアンス豊かな色彩によって描き上げた“羽生節”全開の作品世界は、熱心な鑑賞者を集めました。



本展のクライマックス、第5章では近作をご紹介しました。2010年代中頃から集中的に制作された釧路湿原の四季の連作が一堂に揃うのは、本展が初めて。最終日の閉館間際まで、じっくり鑑賞される来館者の姿が印象的でした。


会期中には、多彩な関連事業も実施しました。羽生輝さんの講演会(10月16日)は、用意した整理券100枚全ての配布が終了。これまでの歩みを振り返る貴重なご講演となりました。ユーモアを交えた語り口に、会場からは時折笑いも起こりました。終演後のサイン会も大人気!


挿絵の出品にちなんで開催した朗読会では、釧路リーディングサークルVEGAの脇田貴美子さん、谷川美和子さん、佐々木健さん、和田ひろみさんがご出演。原田康子作『挽歌』(10月24日)、『海霧』(11月3日)を情感ゆたかに朗読いただきました。

口演会「『落語』で語る、羽生輝の世界」(11月7日)も実施。中学時代、羽生さんの教え子だった浮世亭狂楽さんが、羽生作品への思いを語ってくださいました。釧路工業高等専門学校との協力事業として、狂楽さんが座長を務める同校落語研究会の皆さんも黒子として登場。

コンサート「クラシックギターの午後」も好評でした。演奏は釧路ギター合奏団の皆さん。羽生さんの絵に囲まれた空間で味わう、贅沢なひとときとなりました。

釧路市立美術館、釧路文学館との連携企画「となりのミュージアム」では、羽生さんの個展を同時期開催し、スタンプラリー(11月27日~12月12日)、バスツアー(11月28日)を実施。市民の皆さんに、羽生さんの作品世界に親しんでいただく機会としました。

最後の週末(12月4日、5日)には、当館ボランティアの会SOA主催によるお茶席も行われました。羽生さんの挿絵作品のモティーフになったお茶碗、茶器、茶杓も会場にケース展示。日本の伝統文化にふれるひとときを提供しました。

SOAの皆さんが運営するミュージアム・ショップやカフェSOAでも、展覧会にちなんだグッズやメニュー、しつらえで来館者をお迎えしました。


本展は、当館と北海道立近代美術館との協働企画によって実現したもの。全道一円およそ40箇所の所蔵元から作品をお借りしてくることができました。
両館の編集により、出品作品のカラー図版、羽生さんのポートレートやアトリエ風景のほか、解説、年譜等を収めた公式図録『日本画家 羽生輝―悠久の岬を望む』(藤田印刷エクセレントブックス)も好評をいただきました。本図録は一般書籍として刊行。現在も、釧路芸術館ミュージアム・ショップや、書店を通じてお求めになれます。
最後になりますが、多大なご尽力をくださった羽生輝さん、貴重な所蔵作品を快くお貸出くださった所蔵者の皆様、調査や資料提供等にご協力くださった全ての方々に改めて、心から感謝申しあげます。
・・・名残惜しくも釧路展は閉幕しましたが、このあと札幌展が開催予定です。
▷「羽生輝展 悠久の岬を望む」札幌展
会期:2022(令和4)年4月16日(土)~6月26日(日)
会場:北海道立近代美術館 展示室A
主催:北海道立近代美術館
釧路では見逃してしまった方も、この機会にぜひご高覧ください。
釧路芸術館では、現在開催中のコレクション展「水からはじまるアート」、同時開催「小宮伸二 YORAGI/ゆらぎ」展をはじめ、これからも多彩な展覧会やイベントを行なってまいります。どうぞお気軽にご利用ください。(北海道立釧路芸術館/藤原乃里子)