北海道立釧路芸術館

北海道立釧路芸術館のブログです。北海道釧路からさまざまな情報をお届けします。

大人の家庭科&お気軽アート教室 実施報告

釧路芸術館では「大人の家庭科&お気軽アート教室」を11月11日・18日・25日に開催しました。
本来は今年の3月に予定されていたこのイベント。新型コロナウイルス感染症のため芸術館は臨時休館し、本事業は延期となっていましたが、感染症対策を行った上で実施することができました。今日のブログではその様子をご紹介します。
参加者の皆様には手指の消毒、検温、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを確保しながらの受講にご協力をいただきました。ありがとうございます。

11月11日(水)〈裂き織のペンケース〉
講師:渡邉久美子先生(北海道テキスタイル協会会員)


織物の一種である裂き織は、紐状に割いた布を緯糸に用います。
講師特製のキットには、あらかじめ台紙に経糸が巻き付けてありました。まずは縦糸に布を通す作業を続けて、袋状の布地をつくります。




たまに織る手を止めて、棒の先をつかって布地の目を詰めます。


参加者が一箇所に密集するのを避けるために、講師のデモンストレーションはモニターに投影しました。


布地が織れたら、台紙に巻き付けていた縦糸を切って結びます。


布地を裏返し、裏地を縫い付けると……完成です!


 
緯糸になる布のチョイスや布地の目の詰まり具合によって、それぞれに表情が異なるペンケースに仕上がりました。

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11月18日(水)〈初めてのカルトナージュ「メモ帳カバー」〉
講師:市川友恵先生(atelier hanakomichi主宰)


厚紙に布を貼って箱などを仕立てる技法「カルトナージュ」で、日常的につかえるメモ帳カバーを作りました。
講師があらかじめ用意した厚紙のパーツに、ボンドで布を貼り付けていきます。
 



布を厚紙の角に貼り合わせるときは、余分な布を軽くつまみ、ハサミで勢いよく裁ち切るのがポイント。こうすると布がゆがまないので、布をきれいに角に沿わせることができます。
 

どんどん組み立てていって……




花柄とドット柄の組み合わせが愛らしいメモ帳カバーが完成しました。
 

布と厚紙をボンドでしっかりと接着させているので、出来上がりは頑丈。ペンホルダーは参加者が持参したペンの太さに合わせてつくりました。

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11月25日(水)〈稲わらでつくる祝亀〉
講師:高内葉子先生(朔舎/道具屋左二つ巴主宰)


農閑期につくられる民芸品の稲わら細工にチャレンジしました。縄をなったり、組んだりして亀の形に仕上げます。

稲わらはまず霧吹きで湿らせて、麺棒でゴロゴロ。こうすると柔らかくなり扱いやすくなります。


縄をなう時は、足の指を使って固定するのがポイント。参加者からは「時代劇みたい…」との声も。


甲羅は、稲わらを織り込むように。


麻紐で結い合わせると、完成です!尾には穂先を使っています。



亀は水の守り神。縁起の良いお正月飾りとしてはもちろん、台所に飾ってもOKです。
 


3日とも、ものづくり・手仕事にじっくりと向き合う、楽しいひとときでした。
現在開催中の展覧会「紡ぐ心と暮らし ビーズのはなやぎ・刺繍の美 北海道立北方民族博物館コレクション」にも、北方民族の手仕事による衣服や生活の道具が展示されています。
丹念な手わざから生み出される、やさしさを湛えた美しさの世界。1月20日(水)の閉幕までにぜひお越しください!

「大人の家庭科&お気軽アート教室」、来年度も実施を予定しています!
内容や時期は決まり次第、追ってお知らせしますので、芸術館のホームページやSNSをチェックしてください。「広報くしろ」にも掲出予定です。