大漁旗展、開催中です! ~「いろどる」大漁旗~

釧路芸術館では9月27日(日)まで、フリーアートルームにて「大漁旗展 つたえる、いろどる」を開催しています。
本日のブログは昨日更新分の続き。展覧会名の副タイトルにもある「いろどる」をキーワードに、本展をご紹介します。
新造船のお披露目の場である進水式。この特別な日を華やかに盛り上げるのが大漁旗です。
大漁旗があると、いつもの景色がぱっと華やぎます。

こちらは当館ロビーの写真。普段は落ち着いた雰囲気ですが、大漁旗を展示すると、たちまちパワフル!な空間になりました。
多くの大漁旗は、伝統的な染色技法で制作されます。
白色の木綿の生地に防染糊を筒袋から絞り出して、白くあらわしたい部分に糊をおきます(筒描き)。
防染糊が乾いた後、白色以外にする箇所を染料を含ませた刷毛でさまざまな色に染め分けます(刷毛引き染め)。
防染糊をおいた箇所は染料が染みこまないため、最終段階で生地を洗うと、生地そのものの白色があらわれます。
「第」や「贈」など定番の文字は型を用いて糊をおくことも。
旗を表側から見ても裏側から見ても、染めの仕上がりに差はありません。このために、海風にはためく大漁旗はどの向きから見ても美しく目に映ります。

染めの仕事に用いる道具類も展示しています。
季節柄、漁に関するニュースが聞こえてくる今日この頃。
「おめでとう」「どうか安全に」「たくさんの幸がもたらされますように」……。
願う心・祈る心の“温かさ”と手仕事の“温もり”が感じられる大漁旗の世界を、この機会にぜひ堪能していただければと思います。
そして、あなたも大漁旗を「いろどって」みませんか?
本展の会期中、「塗ってみよう!貼ってみよう!大漁旗」を開催しています。

写真は受付でお渡ししている台紙。まわりの文字や図を切り取り、好きな色を塗って貼ると……。

あなただけの大漁旗が完成します!

好きな字やイラストを入れてもいいですよ♪
館内で実際の大漁旗を見ながら取り組んでも、おうちでじっくりつくってもOKです。
完成作品はハッシュタグ「#みてみてわたしの大漁旗」をつけてSNSに投稿してください。みなさまの自信作、お待ちしております。
9月13日(日)午後2時からは担当学芸員によるギャラリーツアーも開催。予約不要、聴講無料です。
また、ミュージアムショップでは本展にちなんだ商品をお買い求めいただけます。

★株式会社近藤染工場の手ぬぐいとコースター
職人の手で、大漁旗と同じ技法で作られています!

★前田育子さん主宰「大漁 育(Tairyo Hug)」のがま口やバッグ、缶バッジなど
役目を終えた大漁旗をリメイクして生まれた作品。同じ柄は2つとありません。
いずれも9月27日(日)の「大漁旗展」最終日までのお取扱いです。
それでは、皆さまのご来館を心よりお待ちしています!