北海道立釧路芸術館

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ジュニア・アートスクール2013「古代文字を書いてみよう!」


私たちが日常的に使っている「文字」。
漢字の起源は、なんと3500~4000年前の中国の甲骨文字までさかのぼることができるのです。

今年度のジュニア・アートスクールでは、子どもたちが学校や書道教室で習っている「お習字」とは違った、漢字のご先祖様を自由な発想で書いてみることにチャレンジしました。

まずは、講師の武石九重先生による、甲骨文字についてのレクチャーがありました。
甲骨文字は、象形文字の一種で、ものの形から文字が作られています。



たとえば、これは「月」を表す文字です。
今でこそ「月」の漢字は、書き順も線の向きも決まっていますが、
この文字が使われていた当時、三角の向きは右左どちらでも同じ「月」を意味していたそうです。
まだ文字ができたばかりの頃は、今と違ってとっても自由だったんですね。



続いて、助手の安藤聴空先生による実演です。
筆先で勢いよく細い線を引いたり、墨をポタポタ垂らしたり散らしてみたり、ただ文字の形を真似るだけでなく、筆と墨の使い方でいろいろな表現ができることを教えていただきました。

そしてそのあと、子どもたちもチャレンジ!
普段のお習字では、とめ、はね、はらい、文字の形や大きさ、全体のバランスなど、いろいろなことを考慮しながら書かなければいけませんが、この日だけはどんなふうに書いても自由です!
最初は筆遣いがぎこちなかったものの、すぐに慣れて、独創的な作品がどんどん出来上がってゆきました。



こちらは、参加者の一人の作品です。
画面いっぱいに「月」の文字が書かれていて、まるで一枚の絵画作品のようですね
(ちなみに左下の文字は「土」を表します)
今回、生まれてはじめて筆を持ったという子も、楽しんで書いていました。

漢字のルーツを知る勉強にもなった上で、筆と墨によるさまざまな表現を試みた、今回のワークショップ。
今まで何気なく使っていた漢字に対して、ちょっと親しみがわいたのではないでしょうか。


投稿者 T. A